校長あいさつ
本校は平成13年4月に哲多町立大田小学校と蚊家小学校
が統合して,旧新砥中学校の校舎を活用して哲多町立新砥小
学校として開校しました。同年10月には,特別教室棟と体育
館が竣工して,現在の状況となっています。その後,平成17
年に新見市立新砥小学校と改称して現在に至っています。
荒戸山,スズラン,金ボタルに代表される自然豊かな地域に
抱かれた本校は,旧大田小学校で作成が始まって30年を超
えた版画カレンダーづくりと,旧蚊家小学校で行われてきた金
ボタルの保護活動をふるさと学習の柱として、教育活動を進め
ています。
平成21・22年度の2か年にわたり,岡山県へき地複式教育
研究指定校として研究に取り組みました。
研究主題として「自ら学び,確かな学力を身につけた児童の
育成」(副題 算数科における問題解決的学習を通して)を掲
げて実践研究を行い,平成22年10月28日の発表会では,子
どもたちのしっかりとした,表現豊かな発表の様子をご覧いた
だけたことと思います。
本校の子どもたちは,金ボタルやスズラン,荒戸山に代表さ
れる恵まれた自然環境の中で,新砥の宝として地域ぐるみで
大切に育てられ,人の温かさを常に感じながら,心豊かに成
長しています。
そして,「金ボタル保護活動」や「版画カレンダーづくり」など,
伝統として地域に誇ることができる教育活動があります。
本校の使命は,これらをしっかりと教育に位置付け,創意工
夫を生かした特色ある教育活動を展開し,「生きる力」を育む
ことです。
研究の成果を生かし,教育活動の一層の充実を図りたいと
思います。
新見市立新砥小学校長